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第104号 2004年01月21日発行

近江八幡市国内唯一の有人島「沖島」での協働のまちづくり

近江八幡市には,淡水湖の中にある有人島として国内唯一の島「沖島(おきしま)」があります。この沖島は,保元平治の乱以降に人が住みついたと言われ,開島以来800年余の歴史があります。今日まで琵琶湖の中で漁業を主産業として栄えてきましたが,高度経済成長期以降,琵琶湖の水質悪化や生態系の変化により漁獲高が激減し,島を離れる者が後をたちません。特に若い世代の離島者の増加による極端な少子高齢化は,太古より引き継がれてきた文化の継承も危うい状態であるばかりでなく,交通,医療,産業など,あらゆるところに問題が発生しています。その反面,濃厚なコミュニティーと高い互助精神があることや,治安の良いこと,また自然環境の良いなかで元気な老人が多いことも特徴としてあります。

 このような現状を打破するため,平成14年度に,沖島の将来をどのようにしていくのかを島民全員の意見を聞きながら活性化策を策定することとしました。声なき声も拾い上げるためKJ法の手法を取り入れました。まず,町内の組(13組)単位ごとに集まっていただき,日頃意見等が聞かれていない高齢者,主婦などからも,多くの意見や実態を聞きラベル化しました。その数実に807項目,それらを現状把握として図解化し,島民や行政等が共有し,問題の本質追究,構想,具体策などを協働作業で進めました。平成15年3月には「沖島21世紀夢プラン」としてまとめ,現在,住民や行政等が役割分担をしながらプランの実現に向けて作業を進めています。