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第634号 2015年06月03日発行

高槻市市民とともに育てつづける公園づくり~安満遺跡公園の整備~

公園計画図(平成27年2月時点) 公園計画図(平成27年2月時点)

安満ムラ 秋の風景(イメージ) 安満ムラ 秋の風景(イメージ)

活動の企画(市民活動プロジェクト) 活動の企画(市民活動プロジェクト)

高槻市は大阪と京都の中間に位置し,JRや阪急電車による交通アクセスの便利さもあり都心のベットタウンとして栄えてきました。高度成長期以降のまちの発展に伴って田園風景は一変し,宅地開発等により市街化が進行しましたが,そのような中で,JR・阪急電車両方の駅から徒歩圏内に広大な土地が残されており,現在,その一帯を「安満遺跡公園」(20.9ha:甲子園球場約5個分に相当)として整備する取組を進めています。 

 公園名称にもなっている安満遺跡は,約2,500年前の弥生時代の環濠集落跡です。この遺跡では九州北部に成立した稲作文化がいち早く近畿に伝播したことが明らかにされ,『居住域』,『生産域』,『墓域』の3つの要素を具体的に見ることができる極めて珍しく,かつ,重要な大規模遺跡であるとして,国の史跡に指定されています。
この史跡安満遺跡を保存・活用しながら,防災機能も備えた緑豊かな公園として,平成31年の一次開園及び平成33年の全面開園に向けて公園づくりに取り組んでいます。

 また,本公園では「市民とともに育てつづける公園」を大きなコンセプトとして掲げています。これは,「行政が全てをつくり上げ,完成後に市民が利用する」といった従来型の公園づくりではなく,公園をあえてつくりこまず,開園前から市民自らが広大なオープンスペースで様々な活動を展開し,将来にわたって活動やニーズに合わせて変化することができる公園をイメージしています。

 このコンセプトの実現に向けて,平成26年6月から「市民活動プロジェクト」が始動しています。
 本プロジェクトでは,開園時に市民による様々な活動が展開されることを目指して,現在は歴史,防災,自然,遊び,健康,広報と6つのグループに分かれ,開園前から取り組めるプログラムやイベントを企画し,公園計画地等で試行的に実施しています。
 また,市民や行政,学識経験者,事業者など多様な人々が公園運営について意見交換する場となるプラットフォームの設立も予定しています。

 市民が市民を“おもてなし”するような活動が展開されることで人々の新たな交流が生まれ,まちのにぎわいや地域の活性化につながるような公園を目指して,今後も市民協働による公園づくりを進めていきます。