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第643号 2015年08月05日発行

城陽市「手で輪を広げる城陽市手話言語条例」を制定しました

城陽市では,手話による意思疎通ができ,障がいがある人とない人が共に生きる地域社会の実現を目指し,平成27年4月1日に京都府下で初の条例である「手で輪を広げる城陽市手話言語条例」を施行しました。

 平成23年に公布された「障害者基本法」や平成26年に批准された「障害者の権利に関する条約」において,手話は言語であるとの考え方が位置づけられましたが,手話が限られた人たちだけの限定的なコミュニケーション手段であるとの認識が,まだまだ多くの人にあります。そのため,手話を使用する聴覚障がい者は,情報を得ることやコミュニケーションをとることに大きな不便を感じている状況にあるという課題が残っています。

 そこで城陽市では,障がいのある人とない人が共に生きる地域社会の実現を目指す取組の一つとして手話言語条例の制定に向けて検討を進めてきました。聴覚障がい者団体をはじめとする当事者の声のほか,パブリックコメントにより幅広く市民の意見もお聞きし,平成27年4月1日に「手で輪を広げる城陽市手話言語条例」を施行したところです。
条例は,「手話は言語である」という理念のもと,市民へ手話を普及し,手話が使いやすい環境を整備することで,聴覚障がい者の社会参加が保障され,人と人とのつながりができ,輪が広がっていくことなどを目指すものです。

 今後は,平成27年5月1日に市内に開所された府下初の聴覚言語障がい者情報提供施設「京都府聴覚言語障害センター」とも協力を深め,市民が手話に触れる機会を一層広げるため,これまでの手話教室の開催に加え,市内の企業や保育園,幼稚園に出向いて啓発活動を行うほか,手話ができる人の育成や,手話に関する情報発信に取り組みます。また,新たに城陽市手話施策推進会議を設置し,今後の更なる施策充実に向けた事業の評価や検討を進めていくこととしています。