メールニュース

第599号 2014年09月17日発行

近江八幡市「沖島」離島振興にかかる事業について

近江八幡市の北部,琵琶湖に浮かぶ「沖島(おきしま)」は,世界的に見ても非常に稀有な,国内の淡水湖に浮かぶ唯一の有人島です。

 その沖島は,平成25年7月に離島振興法による離島振興対策実施地域に指定されました。これを受けて,沖島住民と市・県の3者が連携し,「滋賀県離島振興計画」に基づき,様々な沖島振興に係る取り組みを実施することになります。

 平成26年度の事業としては主に,①技の伝承 ②特産品の開発 ③産業の創出 ④離島フォーラム の4事業について取り組んでいます。①技の伝承に関しては,去る8月15日に沖島の夏まつりにあわせて,「エビたつべ」作成体験を実施しました。「エビたつべ」とは,琵琶湖に生息するテナガエビやスジエビを獲るための道具で,昔は漁師が竹などを使い自作していたのですが,近年ではプラスチックの既製品を活用することが多く,だんだんと作られなくなり,作る技術を持つ方も減ってきました。このことから,この技術を子や孫など後世に伝えるとともに,島外に暮らす子ども達との交流促進の一環として,この事業を実施しました。当日は約50名の方にご参加いただき,賑やかなうちに事業を終えることができました。子ども達もさることながら,指導された漁師の方々の笑顔が大変印象的でした。

 このような事業を,今後も展開し,継続可能な活動を行いながら,少子高齢化が進む沖島の更なる活性化や,産業振興,ひいては人口増加に結び付けていける活動にしていきたいと考えています。

 沖島の面積は,1.52㎢ありますが,そのうち0.1㎢にも満たない平野部に民家が密集している独特の集落景観を形成していることから,島内には軽自動車をはじめとした自動車は1台も走っていません。このため,港に腰を下ろして静かにしていると鳥の鳴き声と波の音だけが聞こえる大変のどかな時間を過ごすことができます。

 みなさんも近江八幡に立ち寄られた際は,ぜひ沖島にも足を延ばしてみませんか?