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第610号 2014年11月27日発行

長岡京市乙訓地域最大の恵解山(いげのやま)古墳整備~長岡京遷都1230年

西暦784(延暦3)年11月11日,桓武天皇の命により,奈良の平城京から長岡京へ都が遷されてから1230年・・・・。私たちが育んできた歴史や文化は,長岡京市の貴重な財産です。

 平成26年は,「長岡京遷都1230年」にあたるとともに,「長岡京発掘60年」,「恵解山古墳公園の完成」など,市にとっての節目の年となりました。

 そこで長岡京市域に刻まれた歴史の足跡を古墳時代・長岡京期・戦国時代・近世と今に絞り,遺物等の優品を展示・公開することで故郷にある誇るべき宝物,地域の再発見となる特別展示,展示図録の作成を実施しました。

 そしてこの節目の年に,過去から学び,新しいまちづくりを考えていくことで,守り伝えられてきた伝統や文化を次の世代へと引き継いでいくために,長岡京1230歴史大学として,「長岡京市の過去・現在そして未来へ」をテーマに1限目「個性あるまちづくり―歴史文化から見た長岡京市の魅力!―」,2限目「恵解山古墳整備シンポジウム」,3限目「歩いて探る長岡京の活かし方」,4限目「細川幽斎と和歌」,5限目「歴史を活かした長岡京市のまちづくり」の5回シリーズでの記念事業を実施しました。

 また,この節目の年に開園しました恵解山古墳は,乙訓地域最大の前方後円墳で全長は約128m,周濠部を含めると約180mあります。5世紀前半に桂川右岸の乙訓地域を治めた王の墓と考えられています。

 昭和55年の発掘調査では700点を超える鉄製武器類が出土,昭和56年に国の史跡に指定されてから30余年。平成26年10月26日に「恵解山古墳公園」としてオープンしました。

 オープン記念式典には,文化庁文化財部記念物課長をはじめ多くの来賓の方々の出席をいただくとともに,長岡京市商工会,サントリービール京都工場,古墳にコーフン協会など多くの方々のご協力のもと,2,000人を超える来場者を迎え盛大なオープン記念式典が行われました。

 古墳が造られた5世紀前半の姿を復元し,平坦面には約650点の埴輪を並べ,斜面の一部には葺石を敷き詰めています。

 公園としてよみがえった恵解山古墳で,1,600年前に思いをはせてみませんか。