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第563号 2013年12月20日発行

守山市産官学連携「琵琶湖の水草堆肥化事業」スタート

守山市は,平成25年10月23日に人口が8万人に到達しました。昭和45年7月,人口35,112人で市政がスタートし,京阪神への通勤圏であることや,自然環境や医療・教育環境に恵まれていることなどから,人口が今でもなお増え続けています。

 一方で,本市の基幹産業である農業を担う農業者人口は減少が進んでおり,農業後継者不足への対応が急務です。また,安全安心の農産物を求めるニーズが高まっている中,特産品であるもりやま梨,ブドウやモリヤマメロンの後継者育成支援に積極的に取り組むとともに,小学校給食のご飯に全量「守山産環境こだわり米」を使用するなど,地元の農業振興の推進に努めています。

 そのような中,今年5月,地域自給力の向上と健康社会の形成の実現に向け,産官学が連携し,「環境保全循環型農業」,「地産地消・食育」,「6次産業化」の3専門部会からなる「もりやま食のまちづくりプロジェクト」を設立しました。

 このプロジェクトの取組みの一つとして,8月には,立命館大学とともに「琵琶湖の水草堆肥化事業」をスタート。琵琶湖で繁茂している外来種の水草(オオカナダモ)には肥料の三要素である窒素やリン,カリウムが多く含まれていることに着目し,水草を堆肥化し,地元農産物の栽培に活用。「有機グラスベジタブル」としてブランド化を図るとともに,水草を除去することで琵琶湖の水質改善に寄与することも目指しています。

 現在は,琵琶湖から除去した約2トンの水草をガラス温室で2ヶ月乾燥させ,その間,土壌肥沃度診断(SOFIX)技術を用いて随時,水草の成分分析・研究を行い,実証のため大学内の植物工場で野菜育成実験に取り組んでいます。

 今後は,市内の圃場において栽培実験を行い,商品化に向けて検討し,さらなる地元農業の活性化を推進します。