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第577号 2014年04月09日発行

長岡京市史跡があなたの手の中に 復元・体感 AR長岡宮

「在りし日の長岡宮」を現地で体感できるアプリケーション「AR長岡宮」が,このほど完成しました。

 向日市は,平城京から平安遷都までの10年間,桓武天皇が都「長岡京」を築いた地で,市内の各所に史跡が点在しています。その短命さから「幻の都」と呼ばれてきましたが,歴史地理学者である中山修一さんのグループが昭和29年末から地道な発掘調査を続けてきた結果,昭和30年1月に朝堂院南門跡が発見され,その存在が明らかになりました。

 長岡京の皇居や国会議事堂,役所などがおかれた,重要な宮殿のある区画が「長岡宮」です。史跡指定を受けた長岡宮跡には,大極殿,同後殿(小安殿),閤門,朝堂院西第四堂,朝堂院南門と回廊,楼閣,内裏内郭築地回廊,築地などの遺構があり,4地区に分かれています。史跡整備は昭和40年から順次実施していますが,住宅の密集した地域にあり面積も広くないことから,建物を復元するのではなく,緑地を配した公園として整備されています。

 しかし,近年,特別史跡平城宮跡のような現地での建物復元を希望する声も多くあったことや,史跡長岡宮跡への理解を一層深めてもらいたい,との思いから,体験可能な拡張現実(AR)と仮想空間(VR)技術を使い,五感に働きかけるアプリケーションを開発して無料で配信することとしました。

 AR長岡宮はスマートフォンやタブレット端末で利用でき,大極殿や朝堂院などの史跡で使うと,長岡宮の建築物やゆかりのある人物が出現します。また,特定時間や期間限定のイベントもあり,何度使っても楽しめること間違いなし。現地に行かなくても見ることができるメニューもありますので,ぜひダウンロードしていただき「在りし日の長岡宮」を体感してください。

●ダウンロード方法:App Store,playストアで「AR長岡宮」を検索してください。