メールニュース

第574号 2014年03月25日発行

高島市発酵食文化のまちづくり「全国発酵食品サミットinたかしま」開催

自然豊かな高島市は,年間を通じて湿度が高く昔から発酵に適した風土・気候であることから,ひとつのまちに「酒」「醤油」「酢」「なれずし」など多様な発酵食品がある珍しい土地柄といえます。

 こうした地域特性を生かすため,平成20年に発足した「たかしま発酵食品倶楽部」は,滋賀県の代表的な伝統食である鮒ずしをはじめ,地酒,醤油,酢,みそ,漬物,パンなど,多種多様な発酵食品の製造業者や宿泊施設・飲食店などで発足されました。市内の発酵食品の製造工程や作り手の思い,家庭での活用方法などを知ってもらうためのワークショップの開催や,発酵食品を扱う店舗などに活動の輪を広げるため,ガイドマップの作成やのぼり旗の設置など,市内におけるPR活動に取り組んできました。また,料理や飲食メニューに発酵食品をより多く取り入れられるようにイベントやレシピ集の作成などを行ってきました。

 さらに,全国発酵のまちづくりネットワーク協議会に参加し,広域的な連携を図るとともに,全国レベルでの発酵食の振興や情報交換に取り組み,平成25年12月7日(土)・8日(日)に西日本で初めての全国発酵食品サミット開催にこぎつけ,両日合わせて1万8千人を集客しました。このような活動は商工会や健康推進員協議会,市内企業にまで波及し,発酵食品に関わる人の輪の広がりを見せています。

 今,発酵食品は健康や美容にも良いスローフードとして見直されており,塩麹ブームに代表されるように注目・関心が高まりつつあります。発酵食品の提供のほかに,地元工房の見学ツアーや発酵食品づくりの体験メニューとして観光誘客に生かしていくとともに,身近で有効な食文化として市民の生活の中に取り入れていただき,健康づくりの推進にも展開を広げています。