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第182号 2005年12月14日発行

宇治市宇治市産業振興センターと宇治ベンチャー企業育成工場の設置について

全体概観 全体概観

宇治ベンチャー企業育成工場 宇治ベンチャー企業育成工場

1 はじめに
 平成17年度,宇治市では地域経済の活性化を促進するため,京都府との連携のもと,日産車体㈱京都工場跡地に「宇治市産業振興センター」と「宇治ベンチャー企業育成工場」を府南部地域の産業振興の将来をリードする拠点として設置しました。
 宇治市産業振興センターは,敷地内にある宇治ベンチャー企業育成工場のサポート施設であるとともに,市内企業の育成支援事業を実施しています。

2 センターの概要
 センターは鉄筋コンクリート2階建て延床面積964㎡の規模となっています。1階多目的ホールでは,展示会,プレゼンテーション,企業間交流の場として活用ができ,ロビーの奥には,打ち合わせコーナー2箇所を設置し,入居企業の支援事業に活用するほか,簡単な打ち合わせや協議にも,いつでも利用できるスペースを用意しています。
 また,1階ロビーには情報コーナーを設置し,産業振興に係る情報を収集できるパソコンを設置するなど,産業情報や中小企業の支援制度に理解を深めることができる環境を用意しています。
 2階のIT支援ルームでは,宇治GIS研究開発支援センターで育った団体の継続した活動の場として当該センターの設備機器を移設するとともに,新たにIT機器設備も拡充し,IT推進課が中心となって企業,地域団体,一般市民を対象とした事業を展開し,地域情報化の促進に努める施設としています。

3 ベンチャー企業育成工場の概要
 ベンチャー企業育成工場は,VIF(創業支援工場)や民間の貸工場等で研究開発段階を終えた「ものづくりベンチャー」の成長を促進し,また,ソフト面からも強力に成長支援を行うことによって,次世代の本市の産業をリードするベンチャー企業として育成するために設置した施設です。8区画を建設し,そのうち2区画についてはバイオ仕様となっています。
 一般棟の6区画は,延床面積199.51㎡,1階工場部分132.76㎡,2階事務所部分が66.75㎡となっています。バイオ棟の2区画は,延床面積156.34㎡,1階工場部分100.51㎡,2階事務所部分55.83㎡となっています。
 入居期間は7年としており,成果を挙げられたベンチャー企業が,その後,市内で更に事業拡大し発展することが期待されています。

4 地域経済活性化に向けて ~次世代型のものづくり拠点~
 カルロス・ゴーン氏の「日産リバイバルプラン」による日産車体㈱京都工場の閉鎖に始まった跡地利用の取組は,京都府,宇治市,久御山町,日産自動車㈱,日産車体㈱の5者による官民一体となった企業誘致活動の成果もあって,平成17年11月に完売し,実質的に「ものづくり産業集積地」としての地域経済活性化につながる第一歩を踏み出したところです。また,この産業集積地は,京都府が進めている,新しい産業の集積を描いた「京都ITバザール構想」の京都と京阪奈・関西文化学術研究都市を結ぶ南北軸の中心に位置しており,次世代型のものづくり拠点としても強い期待を受けています。