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第193号 2006年03月15日発行

草津市水田を活用したホンモロコ養殖

現在,国内の農業については,水稲の供給過剰により米価が低下し,米以外の転作を30%程度しなければならない現状であり,農業者の農業に対する生産意欲の低下を招いているところです。また,琵琶湖における漁業については,外来魚の増加や湖辺の開発による産卵場所の減少等により,ホンモロコやニゴロブナなどの琵琶湖固有種の漁獲高が激減しており,今やホンモロコは「幻の魚」と言われるようになりました。

 そのような中で本市においては,ピンチをチャンスとし,本市の農業,水産業に活気を取り戻し,自信と元気に満ちた農業者,漁業者を甦らせる必要があることから,本市の新たな産業として『水田を活用したホンモロコ養殖』に着目し,全国の市町村で初めて「ホンモロコ養殖の実験」に取り組んでいるところであります。

 養殖実験については,平成16年度にホンモロコ養殖に必要な技術等の調査・研究を行い,平成17年度から2年間行うこととしています。平成17年度の取組については,約1,000㎡の水田でホンモロコの養殖実験を行い,今年度は8万6千尾,430㎏を生産することができました。また,養殖の実験とともに重要である販路拡大については,各種イベントでの試食会の開催や,市場でのテスト販売,加工業者等へのホンモロコの持込みを行い,消費者が求めるホンモロコの実態把握を行ったところであります。

 まもなく養殖実験の2年目を迎えます。平成18年度については,昨年の養殖実験での課題や,消費者が求めるホンモロコのニーズを養殖実験に反映させ,ホンモロコ養殖の技術を確立するとともに,販売方法の研究を行い,ホンモロコ養殖を一つの産業として確立し,実験終了後は『水田を活用したホンモロコ養殖』を「官から民」へ移行し,活気あふれる農業,水産業を展開し,本市の特色ある産業として『水田を活用したホンモロコ養殖』を推進していきます。