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第516号 2013年01月09日発行

大山崎町我が町のシンボル「天王山」での取り組み

小学生によるドングリ苗の植樹 小学生によるドングリ苗の植樹

大山崎町には,光秀と秀吉が雌雄を賭けて戦った山である天王山があります。勝敗を分ける代名詞として多くの場面で使われる「天下分け目の天王山」の天王山がこの山です。標高は270.4mの低山ながら年間を通じて多くの登山者で賑わいます。

 今回は,町のシンボルであるこの天王山での取り組みを二つ紹介します。

 一つは登山目的の観光客が快適に天王山に登山できるように登山道の清掃や展望台,展望広場等の整備や管理を年間を通じて行っています。

 天王山には宝積寺口,山崎聖天口,小倉神社口という概ね3箇所の登山口があり,これまでは,阪急大山崎駅,JR山崎駅からほど近いこともあり,宝積寺口,山崎聖天口からの登山客が大半でした。今後は,阪急電鉄の新駅「西山天王山駅」が来年度下半期に開設されることにより,北の登山口である小倉神社口からの登山客の増加が見込まれます。今後,ますます増加するであろうハイカーの皆さんが快適に天下分け目の山に登山できるよう,今後ともハイキング道整備に取り組んでいきます。

 もう一つの取り組みは天王山中の放置竹林駆除の取り組みです。

 今から50年ほど前までの天王山山麓の孟宗竹林は筍畑として適切に管理され,良質の筍が生産されていました。しかし,時代の変化に伴って竹林に人が入らなくなり,放置状態になっていきました。その結果,徐々に山麓から山上に向かって竹林が勝手に広がり,それに伴い本来の里山植生が阻害され,山の半分は竹林に占拠されるという状態になりました。この状況に危機感を覚え,平成17年度から本来の里山を取り戻すべく「天王山周辺森林整備計画」を策定し,継続的に天王山の整備を行ってきました。

 大山崎町ならではの特筆すべき取り組みとしては,学校教育のカリキュラムの中にも森林整備の取り組みを位置付けていただき,小学生によるドングリの森づくり,中学生による放置竹林の駆除等にも取り組んでいるところです。これらの取り組みは,現在,実を結びつつあります。

 我が町のシンボルである天王山を本来の里山の姿に戻す取り組みは,まだ始まったばかりです。これからも山を愛するみなさんの力で「天下分け目の天王山」を守っていく活動を活発化させたいと考えています。