メールニュース

第519号 2013年01月30日発行

八幡市石清水八幡宮の国史跡指定について

石清水八幡宮は西暦859 年(貞観元年),平安京を守るため,九州から応神天皇を名乗った八幡大菩薩が迎えられ,八幡市のシンボルともいえる男山に建立されました。
日本三大八幡宮(大分県の宇佐神宮,神奈川県の鶴岡八幡宮)の一つでもあり,「徒然草」の中にも登場し,訪れた僧が山麗の社寺を本宮と勘違いしたくだりの話は有名です。
本市の文化遺産,観光資源の中では全国的にも知名度があり集客度が高く,観光施策の中核をなすものです。

本市では早期の国史跡指定に向け,平成22年7月,組織改正を行い,社会教育課から分離し,より専門的な人材を揃えた文化財保護課を独立させ体制の強化を図りました。
国史跡の指定に向けて,遺跡調査と市民啓発の二つの柱で取組を進めてきました。遺跡調査としては,平成19年から22年度に男山全体の遺跡の分布調査を行い,遺跡分布把握に努め,21年度に有識者による石清水八幡宮境内遺跡調査専門委員会を設置し,発掘調査を行ってきました。市民啓発としては,平成21年度から石清水八幡宮をテーマとするシンポジウムを毎年開催し,調査成果の報告と合わせて様々な講演と討論を行った結果,1,000名を超える多くの参加者が集いました。

平成23年8月に「石清水八幡宮境内調査報告書」を刊行し,平成24年1月に官報告示がなされ「石清水八幡宮境内」が国の史跡として指定されました。八幡市では,昭和32年に「松花堂およびその跡」が国史跡に指定されて以来,54年ぶり二件目の指定となりました。

国の史跡指定をうけることにより,石清水八幡宮の文化・歴史的資産としての価値をより高いものとして全国的にアピールすることが可能となりました。本市の文化・歴史的資産を含む観光資源全般の価値が底上げされることにより,観光振興及びまちの活性化に資するものと期待しています。