メールニュース

第473号 2012年02月29日発行

近江八幡市軽トラ市と農の語り部の取り組み

近江八幡市は平成23年度から産業振興課6次産業推進グループを発足させ,6次産業の推進に取り組み,市域の農業産出額増加に向けた,産地生産拡大事業や農産資源創出事業に取り組んでいる。

具体的な取り組みとして,
 基幹産業である農業,琵琶湖の恩恵を受ける水産,県内最大の近江牛生産地でもある畜産と,三拍子そろった強みを生かした「近江八幡こだわり食材産地直売軽トラ市」を昨年の10月から市役所前に開設した。(毎月第3土曜日 午前8時から午前10時まで)

 近江八幡市内の第一次産業を営む者が収穫した商品を軽トラに並べて出店する。商品は仕入れではなく自らが収穫した野菜など。1月末時点で,出店登録数34台,販売実績100万円以上となっている。市内産の農産物を使用した加工食品の販売も促進し,最も取り組みやすい6次産業化にもつながればと期待を寄せている。

 出店者と消費者のつながりを大切にしており,雑談をしたり,レシピを教えたりしている。今ではリピーターが店につくほど消費者から好評だ。消費者からは,地元のものを新鮮に安く買えるので良いとか,近くだから便利などという感想が聞こえてくる。高齢者の割合が多いが,すべての年代が来場し,家族連れで来る消費者も少なくなく,市外からや観光客の姿もみられる。

 また,農産資源創出事業として,歴史や文化を現代に語り継ぐ「農の語り部」の発掘にも取り組んでいる。わら細工,たいまつ,祭礼料理など,経験・記憶・知識・技術などを語り継げる人材を地域から見つけ出し,将来的には教育現場や社会教育施設などに人材を派遣することも念頭に入れ,地元の人たちにも魅力ある近江八幡の歴史文化に触れてもらう機会を提供する。伝承することに合わせ,ストーリーのある商品や市場優位性のあるモノづくりにもつなげていく。

 近江八幡こだわり食材産地直売軽トラ市
 http://www.city.omihachiman.shiga.jp/contents_detail.php?co=kak&frmId=5720