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第372号 2010年01月27日発行

守山市 「守山リーフ方式」による社会調査の実施  ~デマンド型乗合タクシーで運行地域での移動を考える~

守山市では,少子高齢化や人口減少社会の到来,都市間競争等を見据え,中心市街地活性化基本計画を定め,平成21年度からの5箇年で集中的に事業に取り組んでいます。「年をとっても安心して出かけられる」,「移動手段が充実しているから,このまちに住み続けたい。」,このような思いを市民が実感できるまちを目指し,昨年度に引き続き,市民・交通事業者・行政等が連携協力して,平成22年2月から3月にかけて社会調査を実施します。

 地域の移動手段には,様々なものがありますが,公共交通に限定した場合,バスやタクシーだけでは,全ての地域における利便性を確保することはできません。各地域の実情に応じた組み合わせが重要であり,地域での移動の可能性を探るひとつの手段として,デマンド型乗り合い運行に着目しました。
 デマンド型乗り合い運行とは,乗車地点から目的地までの送迎を行うタクシーの利便性とバス停間を乗り合いで移動する路線バスの親しみやすさという二つのコンセプトを兼ね備えた新たな移動手段です。

 昨年度実施した調査の結果,浮かび上がった課題を基に改善を行い,再度調査を実施します。まず,小回りと融通の利くタクシーのみの運行とし,一定路線を時刻表どおりに運行することで,分散していた利用者を集約することが可能となります。また,予約が無い地点への運行は行いません。料金は,路線バスとタクシーの中間程度に設定しました。次に運行エリアについては,目的地として最も利用者が多かった“JR守山駅”“公立病院”などが分布する駅周辺市街地を樹木の「幹」に,市内でバス路線が無い地区と運行本数が少ない地区を「リーフ(葉)」と見立てて設定を行いました。乗り合いタクシーは,「リーフ」内を葉脈のようにデマンド型で,また各「リーフ」から「幹」の間を路線型で運行します。このシステムを「守山リーフ」方式と名付けました。

 この調査は,市民,交通事業者,行政などが連携・協力して取り組むものです。車両運行は各タクシー会社(近江タクシー,守山タクシー)が行い,調査結果に基づき,事業者にとって持続可能なビジネスとして成立するかなどを検証します。