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第377号 2010年03月10日発行

甲賀市「組曲:甲賀の四季」「市民憲章の歌」の取組みの紹介

財団法人地域創造助成事業として採択された「甲賀の四季」は,甲賀市の文化事業として平成21年度から3年計画で実施します。1年目となる今年度は「-音楽のチカラ・ふるさとのココロ-音楽で綴る甲賀の四季」と題し,2月28日に甲賀市あいこうか市民ホールで開催しました。

 第1部の<箏・尺八・三絃 邦楽で綴る季節の記憶>と,第2部の<弦楽合奏で奏でる「日本の四季」>では,甲賀市を拠点に活動をしている演奏グループや,甲賀市出身の演奏家を中心に結成された「びわこの風オーケストラ」の弦楽アンサンブルが出演しました。

 第3部は,この催しのメインとなる「組曲:甲賀の四季」の初演で,邦楽と洋楽の演奏者とともに,一般公募で集まった市民60数人による,この日のための合唱団が出演しました。「組曲:甲賀の四季」は,甲賀市の四季を音楽で表現しようと試みた創作曲であり,この音楽会の根幹をなすもので,作編曲には,滋賀に造詣の深い作曲家の嵐野英彦(あらしの ひでお)氏に依頼しました。「組曲:甲賀の四季」の制作にあたり,嵐野氏には,甲賀市における様々な資料から音楽のイメージとなりうるものを選定していただきました。そして,甲賀市に数多く残されている伝統芸能や今年度制定された「であい・こうか八景」など,地域に根付いた豊かな自然や風景を音楽で表現していただきました。

 また,「組曲:甲賀の四季」の創作プロセスにおいて,「甲賀市市民憲章」に感銘を受けられた嵐野氏は,市民憲章にも曲を付けてくださることになりました。楽曲となった「甲賀市市民憲章」は,最終楽章として歌い上げられ,この催しのフィナーレを飾ることになったのです。それは,音楽を通じて心がひとつになった瞬間でもあり,合併5年目となる甲賀市にとって,たいへん意義深い出来事となりました。

 この文化事業はあと2年ありますが,これからも甲賀市の魅力再発見につながり,文化によるまちづくりの機運が高まる契機になればと考えております。そして,出演はもとより,様々な形でこの催しに関わってくださる市民が,この地域に住んでよかったと感じていただければ幸いです。