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第201号 2006年05月11日発行

安土町「屏風絵探索プロジェクト」について

安土町では,420年前に九州のキリシタン大名が派遣した「天正少年使節」によって時のローマ法王に献上されたとされる屏風絵,「安土城之図」を探索すべく,「屏風絵探索プロジェクト」を再開しました。この屏風絵は狩野永徳の筆によるもので,織田信長の居城であった【安土城】が寸分違わず描かれていたと言われるものです。

 使節がローマ法王グレゴリオ13世に献上した後,行方不明となり今も所在がつかめないものです。

 本当の安土城の姿は歴史上の謎とされ,諸説様々な案が発表されています。

 2004年の8月にイタリアから本町に国際交流員が着任したのをきっかけに,20年ぶりに屏風絵調査を再開しました。

 2005年にはバチカンの関係機関(バチカン美術館や歴史民俗資料館,バチカン図書館,イエズス会歴史資料館)やグレゴリオ13世の末裔貴族宅にも訪問調査が叶い,最後に現ローマ法王であるベネディクト16世への謁見が叶いました。

 法王からこの調査についての全面的協力の承諾が頂けました。

 特に,グレゴリオ13世の末裔貴族である,ボンコンパーニ家当主からは,「天正少年使節」が法王謁見の直前に,お抱えの絵師にスケッチしてもらった和装姿の肖像画を発見されたことをお聞かせ頂き,この肖像画を日本に初めて紹介することができました。

 バチカンの各関係機関では当時の記録文書や使節の残した書簡,現地に残る記念碑等も見せて頂き,今後の具体的な調査への協力の了承を頂戴することができました。

 今年度は国の助成も頂きながら,更なる資料収集に努め,ロマンあふれる歴史上の謎の解明に努めていきたいと思っています。

*詳しくはhttp://www.town.azuchi.shiga.jp/byobuをご覧下さい。