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第217号 2006年09月22日発行

木津町木津町アダプト・プログラム

木津町では,関西文化学術研究都市の開発に伴い街並整備が進む一方で,モラルの低下によるごみのポイ捨て,ペットの糞害,落書き行為などの問題が増加しています。

 これらの問題への対策として,まちの環境美化の推進,快適な生活環境の創造,美しいふるさとづくり,さらには住民(特に子ども)の意識改革を目的として木津町アダプト・プログラムを導入しました。

 木津町のアダプト・プログラムは,これまでの罰則を設けた環境美化政策とは異なり,まち,住民,企業が対等の立場で進める,新しいまち美化プログラムです。

 一定区画の公共の場所を養子にみたて,住民が里親となって美化・清掃を行い,行政がこれを支援し,お互いの役割分担を定め,両者のパートナーシップのもとで環境美化・保全を進めます。

 このプログラムの特徴は,身近な公共スペースの清掃,美化活動のみでなく,子どもをメンバーに加え参画させることによる子どもの環境教育を主な目的としている点にあります。

 木津町アダプト・プログラムは,平成17年4月1日に施行し,自治会などによる環境美化活動の隙間で活動されている基盤が脆弱なボランティア団体を支援し,自治会との共同・補完関係を基調にして導入を図りました。

 平成17年度はトライアル期と位置付け,1年間モデル試行を行いノウハウの蓄積を進め,平成18年度から本格実施を図るとともに,当初の「原型プログラム」からより木津町の実態にあった「派生系プログラム」になるよう適時内容を見直し,育成を行っています。

 平成18年度は,環境問題は私たちの生活様式が大きく関わっており,少しでも環境にやさしい生活様式への変革と意識改革には環境教育が不可欠であるとの観点から要綱の見直しを行い,学校のクラス単位による清掃・美化活動も対象としました。

 現在は,2つの小学校が参画されており,また,既存の団体も近隣の小学校と共同で総合学習の一環として活動されています。子どもたちの他にも,今年からオムロン京阪奈イノベーションセンターが参加されており,地元研究所として,地域への貢献や住民との新しい交流が期待されています。