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第580号 2014年04月30日発行

宇治市源氏物語のまち,宇治市 ~文化会館開館30周年に向けて~

宇治市では,日本を代表する古典文学である源氏物語の最後の十帖「宇治十帖」の舞台であるという資源を活かして,これまで,紫式部文学賞及び同市民文化賞の創設や源氏物語宇治十帖スタンプラリーの開催,源氏物語ミュージアムの整備など,「源氏物語のまちづくり」を推進してきました。
 そうした中,「源氏物語」が紫式部日記に初めて登場する日に因み,11月1日を「古典の日」とする法律が平成24年に制定され,「源氏物語のまちづくり」の気運がさらに高まっています。

 一方,宇治市文化センターは,宇治市における文化活動の充実と発展を図るための拠点として文化会館,歴史資料館,中央公民館,中央図書館の4施設で構成する複合施設で,昭和59年に開館し,今年で30周年を迎えます。このうち,文化会館は,(公財)宇治市文化センター(設立当初は財団法人)が,運営管理を行っており,開館以来,文化・芸術の振興と,市民の文化活動の育成や普及向上のために事業を行ってきました。

 (公財)宇治市文化センターでは,古典の日の制定を契機に,次代を担う子どもたちに文化遺産である「源氏物語」を伝え,継承していこうと平成24年に小・中・高校生を対象とした「源氏物語宇治十帖朗読講座」を開講しました。この講座に参加した子どもたちにより結成された劇団が「宇治っ子朗読劇団☆Genji」です。朗読劇では,平安貴族の衣装を身にまとった子どもたちが,わかりやすく現代風にアレンジした「源氏物語宇治十帖」を朗読します。コミカルな演出も手伝い,難しいと敬遠されがちな古典が,楽しくわかりやすいと好評を得ています。

 文化会館開館30周年を迎える今年度は,開館記念日である平成26年11月3日(月・祝)に実施するメイン企画に,先述の「宇治っ子朗読劇団☆Genji」そして,宇治市少年少女合唱団が,プロの吹奏楽団である大阪市音楽団と共演する公演を企画しています。宇治の子どもたちと大阪市音楽団の公演,宇治ならではの公演をご期待いただきたいと思います。また,他にも多彩な30周年記念事業を企画しておりますので,是非,足をお運びいただきたいと思います。