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第332号 2009年02月18日発行

久御山町くみやま食暦

食は生命と健康の基本であり,私たちの日々の生活に欠かすことができないものです。しかし,近年の食生活においては,栄養の偏り,不規則な食事,肥満や生活習慣病の増加,過度の痩身志向,食糧の海外への依存,伝統的食文化の喪失等の様々な問題が生じています。

 このようななか,久御山町では食をとおして,生涯にわたって心身の健康と豊かな人間性がはぐくめるよう,平成19年に「久御山町食育推進基本方針」を策定しました。その事業の一環として,町の特色ある食文化や伝統食を継承していくため,平成20年12月に「くみやま食暦(しょくこよみ)」を作成しました。

 現在は都市近郊農業が盛んな久御山町ですが,かつては宇治川・木津川・桂川が流れ込む巨椋池という広大な池があり,コイやフナ,モロコなど様々な生物が生息していました。そのため,一部の地域では漁業と農業の両方を行う生活が送られてきました。このような背景から,本町には農業・漁業から得た恵みを大切に食す文化が息づいています。

 食暦は,こうした巨椋池の恵みを生かした魚料理や,本町の特産品である淀大根や地場産の野菜をふんだんに利用した料理のほか,祭りや季節の節目ごとに地域や各家庭で伝承されてきた料理などを四季ごとにまとめ,ひとつの冊子にしたものです。

 食暦の作成にあたっては,取材から献立検討,料理試作,料理写真の撮影まで,食暦作成検討委員の皆さんにボランティアとしてご協力いただきました。

 冊子はフルカラーで,料理が写真付きで紹介されており,色とりどりの料理を見ているだけでも楽しい内容です。また,料理のいわれ,レシピも紹介しており,料理にまつわる多様な情報から知識を深めたり,実際に調理して味わっていただくこともできます。

 本町では「くみやま食暦」を通して,先人が長い生活のなかで培ってきた「食の知恵」に学びながら,久御山の味を伝えていきたいと考えています。


*「くみやま食暦」は久御山町ホームページでご覧頂けます。
 http://www.town.kumiyama.kyoto.jp/
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