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第241号 2007年03月28日発行

八幡市DSソフトを中学校の授業に!

八幡市では,市内すべての小中学校で,昨年から,立命館大学隂山英男教授の指導のもと,子どもの学力・体力・気力の向上を目指す『人間力』向上プロジェクトに取り組んでいます。「読み・書き・計算」は,脳の働きを高める一つの方法であり,学校の勉強の基盤技術です。この基盤技術を計画的に指導するため,短時間(10~15分)の集中的学習=『モジュール学習』を行っています。

 学力向上は,学校教育の中でも大きな課題です。しかし,多様な子どもたちに一律の方法で教え,学力を向上させることは容易なことではありません。まずは子どもたちのやる気を引き出し,自主的に学ぶ楽しさを気付かせることが大切です。

 そこで,産官学連携の取組として,男山東中学校3年生の一部を対象に,昨年9月からニンテンドーDSと「中学校単語ターゲット1800DS」(IEインスティテュート)を使った実証実験を行いました。効果測定に当たった上智大学池田真講師は,英語力は語彙数と密接に関係しており,DSソフトによる英単語学習には3つの効果があると分析されています。(1)ゲーム機を使うことで,英語が苦手な子どもでも学習を促すきっかけになること。(2)目で見て,耳で聞いて,ペンで書くという,立体的な学習ができること。(3)飽きずにどんどん進めることです。このような「動機付け+複数作業の組み合わせ+集中反復」が語学学習のかなめであることは,第二言語習得理論で実証済みとのことです。

 今年度は,男山東中学校での取組の成果を踏まえ,効率的で効果的な新しい指導方法を開発するため,全学級が一斉に,最も効率的にできる時間帯に,「スピード・テンポ・タイミング」指導によるモジュール学習が毎日行えるように特設の時間を新設し,中学3年生全員を対象にDSソフトの活用によって,英単語を中心とした基盤技術の訓練により学力の向上を図っていきます。