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第666号 2016年01月27日発行

島本町島本町大沢地区乗合タクシー配車サービス事業

島本町は,町域の多くを山林に囲まれ,大阪府内でも唯一名水百選に選ばれた「離宮の水」があるなど,水のきれいなまち,自然豊かなまちとして知られています。

 その島本町の最北端にある集落が大沢です。大沢地区には,町立キャンプ場があり,夏休みには子ども連れでキャンプを楽しむ家族が訪れます。また,樹齢800年と言われる大沢のスギがあり,その樹の前に立っただけでも生命のパワーを感じることができる神秘的な観光スポットもあるなど,今でも自然が多く残されているところです。

 そんな大沢地区には,現在8世帯15名の方がお住まいになっており,その平均年齢は75歳を超えています。また,大沢地区は市街地から車で約25分ほどの距離で,その道程のほとんどが山道となっており,一部では対向車もすれ違えないほど細い道もあります。そのため,町内の市街地を巡回している「福祉ふれあいバス」というマイクロバスでも,大沢地区には高槻市側からでないとアクセスできない状況となっています。

 そのような集落の現状に対し,行政として何か支援ができないものかと検討したところ,大沢地区居住者に対する移動手段確保の一助となるよう,複数での乗合いを基本としたタクシー配車サービス事業を,平成24年5月からスタートいたしました。

 当該事業は,年度初めにタクシーチケットとサービス利用登録証を大沢自治会長にお渡しし,自治会内で分配していただきます。そのチケットとサービス利用登録証をタクシーに乗車する際に運転手に提示していただくことで,町内の駅などのいわゆる公共施設であれば,無料で乗車することができます。また,乗車いただく際には原則複数での乗車に努めていただき,1枚のチケットを有効に利用していただいております。

 また,1年に1度は大沢の集落に伺い,お話をお聞きすることによって,当該事業をより使いやすいものにしてきています。例えば,サービス利用登録証を名刺サイズに変更することにより,財布に入り持運びが楽になったとのお声や,このタクシーチケットは1枚1枚大事に使わせていただいているという御意見も頂戴しました。

 このように,過疎化が進む山間部の集落では,全国的に移動手段の確保という課題がある中,大沢地区については一定の成果を上げているのではないかと考えています。今後もより良いサービスとなるよう,大沢の方々のお話を伺いながら当該事業を進めていきます。