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第724号 2017年03月12日発行

甲賀市甲賀流忍者発祥地の観光まちづくり「甲賀流忍者調査団」事業

 甲賀市は,甲賀流忍者発祥の地として忍者活用を核とした観光戦略を進めています。その中でも,甲賀流忍者調査団(ニンジャファインダーズ)という事業が忍者のまちの事業として特色あるものなので御紹介させていただきます。

 この事業は,地方創生交付金を活用して2015年度から継続して実施しています。また,事業主体は市単独ではなく甲賀観光未来会議という商工会や観光協会などいくつもの団体で構成された会議体に委託し,様々な視点から意見を頂き実施しています。

 当市の旧家からは,忍者に関わるとみられる記述のある古文書がいくつも見つかっています。このことは,かつて本物の忍者が確かに当市に存在していたことを証明するものであり「忍者のまち」というブランドを一層高めるものであると考えています。

 「甲賀流忍者調査団」は,本物の忍者の痕跡が残るという地域性を深掘りし,歴史や文化財的視点に留まらず観光というノンフィクションを扱う分野も交え,当市の貴重な資源である「忍者」のブラッシュアップとそれに基づいた地域作りを進めていきます。今年度,2月22日の忍者の日のイベントでは,歴史学者磯田道史氏を招聘し,修験と忍者の関わりについて調べるため市民宅の調査に入っていただき,その後,市長も交えたパネルディスカッションの中で,この調査結果が当市の重要な地場産業である薬業などと結びつき,まちづくりへの貴重なアイディアとなりました。

 忍者に関わる資料は,その性質から秘伝の書や門外不出になっているもの,忘れられているものなどが市内に眠っていると予想されます。今後更に,忍者の痕跡を探り,より深く甲賀流忍者発祥の地としての観光まちづくりを目指していきます。