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第752号 2017年10月04日発行

野洲市野洲市学習支援事業「やすクール」~地域ぐるみで子どもの未来を応援~

 生活困窮者自立支援法が平成27年4月1日に施行され,子どもの貧困連鎖を断ち切ることを目的として,「学習支援事業」が自治体の任意事業として位置付けられました。そこで野洲市では,庁内各課及び関係機関で検討を重ね,平成27年度に山仲市長を校長先生とした「やすクール」を開校しました。

 学習支援事業については,NPO法人反貧困ネットワーク滋賀・びわ湖あおぞら会(弁護士,司法書士を中心とする専門家で構成)に委託していますが,事務局機能(教育委員会・市役所関係課との連携等),個人情報の管理(生徒の募集受付,学習会参加状況等)については当市で担うことで,役割分担をしながら一体的に行っています。

 また,学習支援事業に参加する生徒の情報を各校と共有するパイプ役をスクールソーシャルワーカーに担っていただいており,各校の生徒に対する評価や,生徒自身の学習の励みにもつながっています。

 なお,学習指導だけでなく,居場所支援として調理実習やゲームなどのお楽しみ会も行っています。また,高校中退防止の観点から,中学生のときに「やすクール」登録した生徒については,高校進学後の受入れも行っています。毎回参加する生徒もおり,学校や将来の悩みを話すなど,息抜きの場や,居場所づくりとしての機能も果たしています。

 学習ボランティアについては,法律家,会社員,大学生,主婦など,地域に住む方々に御協力いただいておりますが,3年目の今年は,「やすクール」を卒業した高校生も勉強を教えるなど,支援される側から支援する側に成長しています。

 勉強が始まる前には,野洲市社会福祉協議会の御協力を得て,地域のボランティアによる「おにぎり隊」が,市内農家の青年農業クラブから御寄付いただいたお米で,毎回60個のおにぎりを作ってくださるなど,地域の皆さんにも事業を支えていただいています。

 これからも,子どもたちの未来を応援するため,地域の皆さんとともに事業を進めていきたいと思います。