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第769号 2018年01月24日発行

宇治市犬のフン害対策「イエローチョーク作戦」について

イエローチョーク 例1 イエローチョーク 例1

イエローチョーク 例2 イエローチョーク 例2

 宇治市では,犬に関する苦情が年間90件程度寄せられます。その中で一番多いのが犬のフンの放置に関することですが,犬のフンは放置者の特定が難しく,また,飼い主のモラルによるところが大きいため,解決が非常に困難です。これまでも啓発看板の設置や警告カードの配布等の対策を実施してきましたが,大きな効果を得ることができませんでした。

 そこで,新たな対策手法として,「イエローチョーク作戦」を実施することにしました。これは,黄色いチョークでフンの発見日時を道路に書いて警告する作戦であり,具体的には,チョークを使って道路上に放置されているフンを○で囲み,発見日時を書きます。そして,時間を変えて再度確認し,フンがまだあるときには確認した時間,フンがないときには確認時間と共に「なし」と書きます。すると,「なし」と書いたところにまたフンがあったときには,「なし」と書いた時間とフンが新たに発見された時間の間に,フンの放置が発生していることが分かります。これを繰り返すことで,フンの放置を警告することができます。

 また,フンの放置の予防のため,フンがない場合であっても,日時とともに「パトロール中」と書きます。

 この「イエローチョーク作戦」を行ったことで,平成28年1月時点では放置地点が30地点ありましたが,平成29年4月にはほぼゼロになりました。

 なお,チョークでの警告は,はじめは市民からの苦情を受けた市職員がやりますが,2回目からは,市民御自身に行っていただいています(サンプルとしてチョークを1本お渡ししています。)。

 いたるところにフン害防止看板が設置されることは,モラルの低さを示しており,看板の周辺にフン害がみられることは,犬の習性と飼い主の無関心が原因と思われます。

 迷惑していることを自ら意思表示し,自衛意識を高めることにより犬のフン害の減少を図る。自分たちのまちは自分たちで守るという意識が大切であることを,今後も訴えていきたいと考えています。

※「イエローチョーク作戦」は,公共性があり,安全性に問題がなく,また,永続性もないことから,道路交通法第77条第1項(道路上での作業)には違反しません。
※また,必要最小限の自衛措置であれば,市民がチョークで警告することは可能であると考えています。