メールニュース

第780号 2018年04月11日発行

京丹波町地元高校生が紐解く!日本の近代農業史

京都府農牧学校資料館 京都府農牧学校資料館

◆府立高校の知られざる歴史と伝統
 京丹波町唯一の高校である須知高等学校は、明治9年(1876年)に創立された京都府農牧学校を前身としており、札幌農学校(現在の北海道大学)、駒場農学校(現在の東京大学)と並び日本の近代農業教育の先駆けを担ってきました。
 京都府農牧学校では、アメリカからジェームス・オースティン・ウィード氏を招き、高度な農業技術教育を行っていたことが分かっていますが、当時の様子の多くは謎に包まれています。

◆140年の時を経て、解き明かされる当時の姿
 謎の多い京都府農牧学校とウィード先生ですが、その在りし日の姿を解明するべく、平成26年度から須知高生の有志が「ウィード研究班」を結成し、調査を進めています。
 校内に残されていた当時の農具や教科書をもとに、京都府立京都学・歴彩館に保管されている史料との照合や京都府議会図書館での議事録の読み込みのほか、資料の翻訳を行いました。また、農牧学校に在籍していた生徒の子孫にあたる方を探し、貴重な資料を寄贈いただきました。
 こうした調査により、ウィード先生の授業風景や人柄、また学校生活の様子が徐々に明らかになりつつあります。

◆貴重な資料を展示した資料館がオープン
 須知高等学校は、平成29年度に創立70周年を迎え、その記念として校内に「京都府農牧学校資料館」が開設されました。資料館には、授業で使用された農具や教科書、ウィード先生が赴任する際の京都府との契約書、生徒が書いた手紙等が展示されているほか、書物から読み取れるウィード先生の授業風景や放課後の様子を須知高生が描いた絵などを見ることができます。
 京都府農牧学校資料館は、演習林「ウィードの森」での子ども体験活動「森のぶるぶ」開催日等にあわせて開館予定です。

 今年は明治150周年。明治時代とともに歩みだした近代農業の軌跡を、ぜひ一度ご覧ください。情報提供もお待ちしています!
 京都府立須知高等学校HP
 http://www.kyoto-be.ne.jp/syuuchi-hs/