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第789号 2018年06月29日発行

東近江市県内初の地域商社「株式会社 東近江あぐりステーション」を設立

 当市は,約8500haという近畿随一の耕地面積を誇りますが,農業産出額では近畿7位でトップの半分以下に留まり,そのポテンシャルが十分にいかされていない状況にあります。また,本年度から米への国の交付金が廃止されたため,耕地面積の96パーセントが水田である本市の農業は,将来を見通しづらい状況です。
 このような中,儲かる農業を実現し,農業を安定的な職業へと転換していくためには,高収益な野菜等の作付を増やしていく必要があります。その販路として地域商社が必要と考え,今年4月18日に,「株式会社東近江あぐりステーション」が設立されました。

 地域商社「株式会社東近江あぐりステーション」は,当市と当市内四つのJA等が出資し,新たな流通の仕組みづくりを目指し,全国に先駆けて設立したものです。
 地域商社の具体的な取組は,次の二つです。①農家から安定した価格で野菜を買い取る。②袋詰め等の商品化作業,流通,販売を農家に代わって行う。これにより,農家は生産に集中できるため,生産拡大や品質向上等に取り組むことができます。また,地域商社が地場野菜を確保し,短い流通経路でスーパー等に納入することで,新鮮な野菜を安定して市民に届けることができます。

 地域商社は設立されたばかりで,当市の農業はいまだ兼業農家による米・麦・大豆を主軸とした農業経営が中心です。今後,地域商社の取組を軌道に乗せるためには,野菜生産を飛躍的に拡大していく必要があり,機械化一貫体系の導入拡大,基盤の整備,新規就農者によるハウス野菜の拡大等,取り組むべき課題が多くあります

 これらの課題に対して,地域商社だけでなく当市やJA等の関係機関が更に連携を図りながら地域一体で取組を進めていきます。