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第791号 2018年07月11日発行

日野町古材を使ってかつての合薬の包装作業場を復元新築~「ギャラリーつつむ」が誕生!

ギャラリーつつむ ロゴ ギャラリーつつむ ロゴ

 日野商人は,江戸時代以来,北関東や東海地方を舞台に行商や醸造業を商い,ふるさと日野の町を発展させてきました。日野町の中心市街地に広がる町並みや社寺仏閣,絢爛豪華な日野祭の曳山は日野商人たちが遺してくれた宝物です。

 当町では,日野商人の本宅や店舗を活用した「日野まちかど感応館」「近江日野商人館(歴史民俗資料館)」「近江日野商人ふるさと館(旧山中正吉邸)」の三館を整備し,日野商人のふるさとをめぐる町なか観光を推進しており,三館のうちのひとつ,「日野まちかど感応館」は,日野商人の行商の主力商品であった合薬・万病感応丸の本舗であった正野玄三家の薬店を活用したもので,現在,日野観光協会の事務所が置かれ,町の観光情報発信基地として賑わっています。

 この旧正野玄三家薬店の敷地奥には,かつて合薬の包装作業場として使われていた「包装場」と呼ばれる建物がありました。老朽化により解体を余儀なくされましたが,先ごろ一部の古材を用いて復元新築され,一部をギャラリー・イベントスペース「ギャラリーつつむ」として活用することになりました。

 2017年10月には,陶芸・木工・イラストをはじめとした日野町在住の工芸作家の作品を一同に会した「日野の作家展」を,2018年新春には展示用壁面が完成して本格オープンを迎え,これを記念して日野町にゆかりのある写真家・川内倫子さんの写真展を開催しました。

 展示期間中は,アートや写真に興味のある若い世代の方々が,県内はもとより関西・中京圏から大勢お越しくださいました。ギャラリーつつむの展示をきっかけとして,これまで日野を訪れることのなかったお客様にお越しいただくことができ,作品鑑賞とあわせて「日野」を感じていただいています。

 ながきにわたり人々の病を癒す薬を包んでいた場所,これからは日野・滋賀にゆかりのある方々の作品展示を通じて,人びとを優しく包み,心を豊かにする場所でありたいと思います。日野の町並みの散策を兼ねて,ギャラリーつつむへぜひお越しください。

 展示情報はウェブサイトをご覧ください。 tutumu.gallery/