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第841号 2019年07月26日発行

京丹波町~地域資源活用で「稼げる仕事」を創出~ 地域商社の立ち上げ

 京丹波町は,気候や風土に恵まれており,古くから特色ある農林産物の生産に取組んでまいりました。現在においても先人から引き継いだ里山や農地とともに,良質な産品を生産する技術が伝承されており,特に丹波ブランドとして全国的な知名度を有する黒大豆,小豆,栗や,府内有数の酪農地帯で生産される乳牛・肉牛,特用林産物であるきのこ等については,一度口にしたら人を虜にする魅力を有しておりますが,販路等の開拓が十分でないことや,生産力が不足していることなどにより,都市部に居住する者への供給不足が課題となっています。

 一方,本町では若い世代(15-24歳)の転出超過等が起因し,急速に人口が減少しています。中高生を対象に行った定住意向調査において,その要因のひとつとして,新卒者等が選択できる雇用の場が少ないことが挙げられていました。

 このような状況に対応するため,町の豊かな農産物等を活用した起業や新たなベンチャービジネスの創出・育成,あるいは既存立地企業における生産性向上や新事業創出等の経営革新を多様な主体と連携しながら支援することで,町内における多種多様な「稼げる仕事づくり」をめざし,雇用機会の創出及び地域の将来を担う人材の定着,起業や新たなベンチャービジネスを起こしてくれる起業家の誘致などを強力に取り組んでいます。

 本年度からは,本町の基幹産業である農林業や特産加工分野での「稼げる仕事づくり」を特に強化するため,地場産品等の地域資源を商品化して域外に売り出す「地産外商」により,お金が外から地域へ流れる仕組みを確立し,その利益を起業家育成や起業家誘致など地域定着人材の育成に再投資する「地域商社」の立ち上げに注力しています。

 この取組を起点に,町内に多くの「稼げる仕事」を創造し,地域への人材の定着及び町外からの新たな人材の流入を促進させるとともに,人材ネットワークを構築し,人口減少の抑制や産業振興,生産技術の保全につなげていきたいと考えています。