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第875号 2020年04月02日発行

栗東市栗東市で2つの文化財が新たな指定を受けることに

黒漆金銅装蔓柏文鞍 黒漆金銅装蔓柏文鞍

小杖祭り(花笠踊り) 小杖祭り(花笠踊り)

 滋賀県には,約880件の国宝・重要文化財があり,全国でも有数の文化財の宝庫となっています。栗東市にも,45件の国指定・登録文化財のほか,17件の県指定・選択文化財,74件の市指定文化財があり,豊かな歴史と文化を現在に伝えています。
 そのような中で,いずれも本市下戸山の五百井神社,小槻大社が新たな文化財指定を受けることになりました。

 令和元年12月に,五百井神社の木造鞍(くら)が滋賀県の有形文化財に指定されました。もともと,本市の指定文化財に指定されていたこの鞍は,「黒漆金銅装蔓柏文鞍(こくしつこんどうそうつるかしわもんくら)」といい,在地武士の青地氏が奉納した馬具(ばぐ)と伝えられています。平安時代に流行した表現方法を用いて鎌倉時代に作られたもので,現存する鞍としては県内では3番目に古く,後世に修理された形跡のない,作られた当時のままの姿を残す貴重な資料であることが評価されました。
※9月19日(土曜日)から11月15日(日曜日)まで,栗東歴史民俗博物館で公開予定。
 
 また,令和2年1月には,小槻大社の祭礼「小杖(おづえ)祭り」(花笠(はながさ)踊り)が,国の重要無形民俗文化財として指定される見通しとなりました。毎年5月5日に行われる小杖祭りは,各集落が干支によって当番を決めて担当しています。災いを払い,五穀豊穣を祈るこの祭礼では大きな笠鉾(かさぼこ)をかざし,花笠を被った華やかな出で立ちの子どもたちが,太鼓や笛,鉦(かね)などの伝統楽器を奏でながら,独自の神事歌(しんじうた)に乗って踊りを奉納することから,「花笠踊り」とも呼ばれています。
 
 長い歴史の中で守り伝えられてきた貴重な文化財を,これからも守り続けていきたいものです。本市では,これらの文化財について,歴史民俗博物館の展覧会などを通じて紹介していきます。 

 問い合わせ:栗東歴史民俗博物館 ℡077- 554- 2733