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第881号 2020年06月03日発行

竜王町誇り高き竜王の文化財「ケンケト祭り」

雌鷺奉納 雌鷺奉納

練習の成果 練習の成果

 国の文化審議会は,ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産への登録をめざす候補に,全国各地に伝わる盆踊りなどの民俗芸能を「風流踊(ふりゅうおどり)」として一括提案することを決定し,その一つに国の指定重要無形民俗文化財(令和2年3月16日指定)の「近江のケンケト祭り長刀(なぎなた)振り」が選ばれました。「近江のケンケト祭り長刀振り」は,竜王町,東近江市,守山市,甲賀市に伝承される祭礼芸能で,「ケケント,ケント」と囃(はや)す言葉から「ケンケト祭り」と呼ばれ,町が誇る伝統行事の一つでもあります。竜王町では毎年5月3日に執り行われ,そろいの色鮮やかな衣装を着た男の子らが,太鼓と鉦(かね)を打ち鳴らしながら長刀を振ったり頭上で回したりする長刀踊り(振り)を奉納し,「イナブロ」と称される矛先に付いたドジョウをくわえた「鷺(さぎ)」の飾りを奪い合い,厄払いと五穀豊穣を祈ります。長刀の高度な芸やイナブロの攻防戦など見せ場が多い祭りとしても有名で,毎年県内外から多くの観光客でにぎわいます。登録の可否は2022年秋に審査される見込みとのことで,登録を契機に世界から注目される期待が高まります。(※令和2年の「ケンケト祭り」については,新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため神事のみの開催となりました。)

 竜王町は国宝や重要文化財を多く抱える文化財の宝庫ともいえるまちです。新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう現状では,不要不急の外出は避けるべきとされていますが,感染症が終息したあかつきには,ぜひ竜王の名所旧跡を巡り,歴史ある豊かな自然を満喫してみてはいかがでしょうか。